トロンプルイユ(だまし絵)のワンピース。コレクションの雑誌をぱらぱらめくっていて「これだ、これ着たい!」と直感した。トロンプルイユの元祖はロベルタらしい。そういえば20年以上前に大流行したロベルタのバッグは確かにだまし絵の模様。ベロア素材に縄模様やRの文字が浮きでるように描かれていた。1枚目は、赤いスーツに濃紺のベルト、白いシャツを合わせているかのようだけれど、これで一枚のワンピース。なんといってもその遊び心が楽しくて愉快。レーヨンジャージーのトロンプルイユはあらたまった席にも十分すぎるほどの存在感がある。でもこれが楽ちん。ワンピース好きの理由のひとつは、長い間着ていても決して着くずれないこと。スカートのウェストあたりからシャツがはみ出してきたり、ジャケットの肩がすれてきたりという心配がない。それがしかもトロンプルイユなら、描かれたベストやベルトは間違ってもあらぬ方向によれたり、曲がったりしてしまうことがないので、楽しいうえに自由に動ける。ありがたい。楽しさが2倍になる。気ぜわしい朝でも一枚スルリと着ればいいのですぞ。