『古事記』や『日本書記』の中に書かれている「田道間守の伝説」は、年輩の方ならほとんどの方がご存知でしょう。第十一代天皇である垂仁天皇の命を受けて、田道間守が、不老長寿の薬を求めて常世国へ渡る、という話です。田道間守が艱難辛苦の末、十年の歳月を費して持ち帰った不老長寿の妙薬とは、クエン酸をたっぷりと含んだ橘の実だったのです。その他、古文献をひもとくと、東大寺建立の際に、作業をする人びとに酢を与えたという記録も残っています。
(注目サイト)
サントリーウエルネスオンラインの黒酢にんにく
http://www.suntory-kenko.com/supplement/pouch/43371/
→ ウェブサイト
外国を見渡すと、かの絶世の美女クレオパトラは美容と健康のためにバージンオイルと酢を愛用していた、と伝えられています。クレオパトラが飲んでいたのは、真珠を浸し、その真珠が完全にとけた酢であったそうです。養殖真珠のない昔のこと、高価な宝珠であった真珠を飲むことによって、美と勢力とを誇示したのかもしれませんが、結果的にみれば、カルシウムをたっぷり含んだ天然酢を飲んでいたことになりますから、知らずして一石二鳥の効果があったわけです。余談ですが、私はいま、このクレオパトラの真珠黒酢の開発にも意欲を燃やしており、近く発表できると思います。ローマとカルタゴが戦ったポエニ戦争では、カルタゴの将軍ハンニバルが、行手をはばむ岩石を酢を用いてやわらかくし、一夜のうちにトンネルを掘って敵陣を襲い、勝利をおさめた、という伝説もあります。いずれにしても、いにしえの人びとが、酢やクエン酸に活力の源を求め、酢の持つ強力なパワーを利用していたことは事実といえましょう。